水中ハウジングとストロボを繋ぐ光ケーブル、高すぎだと思いませんか?
ただのケーブルなのに1万円くらいするというのは納得できません。
光ケーブルって、特に珍しいものではなく、通信用に普通に使われているので、わざわざハウジング専用のケーブルを高いお金を出して買う必要ないのではって思いました。
ということで、この記事では、ハウジング用の光ケーブルの代用品がないか検証した結果を紹介します。
なかなか自分ではやらないことだと思うので、ダイビングのカメラ器材って高いと思いながらもしょうがなく正規品を買っていた方は是非ご覧ください。
ハウジング用光ケーブルとは
この記事を読んでいる方はすでにご存じと思いますが、ハウジング用光ケーブルというのは下の画像のようなものです。
ハウジングと外部ストロボをこのケーブルで接続して使います。
カメラ本体のストロボの光などを外部ストロボに伝達することで、シャッターのタイミングに合わせて外部ストロボを発光させます。
ハウジング用光ケーブルに求められる要件
「光ケーブル」と検索すると、通常の通信用のケーブルがたくさん出てきます。
その中で、ハウジング用に使える可能性があるものを探しました。
ハウジング用に使うには、被覆を入れたトータルの太さとコアの構造が重要だと考えました。
そして、何より安いこと。安くないとわざわざ代用品を使う意味がありません。
まず、ハウジング用のケーブルの太さは2.2mmだったので、太さは第一条件として選ぶことにしました。
太さが違うと、各種コネクタに接続できないので、結局ハウジング用としては使えません。
そして、実際に光を伝達するコアの構図ですが、これは正直よくわからなかったです。
ハウジング用のケーブルは、下のようにシンプルな被覆と太いコアで構成されています。
通信用光ケーブルがどんな構造になっているか、ネットで仕様書を見てみましたが、実際に手にしたことがないので、どういう構造かよく理解できなかったです。
ということで、太さと価格だけに焦点を当てて選んでみました。
ネットで見つけた代用品候補
なんでもそろうモノタロウで探した結果、太さが2mmのものが見つかりました。
価格は3mの長さで1,200円です。
ハウジング用は40cmで5,000円くらいするので、3mで1,200円は文字通りケタ違いの破格です。
その激安光ケーブルがこちらです。
光通信用のケーブルは太いものが多いですが、これは太さがハウジング用とほぼ同じなので、使える可能性があります。
具体的な構造は仕様書を見てもよくわかりませんが、第一関門の太さを満たしているので、これを購入してみました。
届いて現物を触った感じ、ハウジング用よりもやわらかいケーブルでした。
やわらかいのは全然問題ないし、むしろ柔軟性があって使いやすいのではないかと思いました。
あとはコアの構造だけです。
これで断面がハウジング用のケーブルと同じで、カメラのストロボの光をしっかり伝達してくれれば十分使えます。
通信用光ケーブルを切断してみた結果
通信用光ケーブルを切断した結果がこちら。
なんか、繊維みたいなのが出てきました。
イメージと全然違います。
通信用ケーブルって、
被覆+繊維状の保護層+コア
で構成されているんですね。
いきなり繊維状のものが出てきてびっくりしました。
そして、こんなふわふわしたものは水中に持っていけません。
被覆とコアの間も隙間が空いてるし、水を吸いまくって大変なことになると思います。
しかも、保護層がある分、コアはハウジング用に比べて細いです。
これではストロボの光を効率よく伝達することは難しいでしょう。
結論
2021年12月追記
ストロボ用のケーブルに最適なケーブルが見つかりました。
これでかなり安く買うことができます。
詳細は下記の記事をご覧ください。