フリーダイビング用のロングフィンで有名なリーダーフィン(Leader Fins)ですが、ダイビングにも使えないかと思い、購入してみました。
超ロングフィンだと明らかにダイビングでは邪魔になるので、ダイビングに適した長さのフィンを探し、ちょうどいい長さのものが見つかりました。
GULLのミューフィンとサイズや重さを比較したので、購入時の参考にしていただければと思います。
Contents
リーダーフィンとは
リーダーフィンというのは、フリーダイビング用のロングフィンで有名なフィンメーカーです。
グラスファイバーやカーボンを使ったフィンで、軽くてよくしなり、少ない力で推進力が得られるように設計されています。
ただし、スタンダードなリーダーフィンはブレードの長さが80cmもあり、非常に長いです。
ダイビング用のロングフィンで有名なGULLのバラクーダよりも長いです。
ゆとりのある大きいボートでのダイビングなら長くても良いと思いますが、ほとんどの場合は邪魔になって使いづらいと思います。
ボートに上がるときも長すぎると大変です。
そこで、ダイビングにちょうどいい長さのリーダーフィンがないか探したところ、ショートブレードのフィンがあったので、購入しました。
購入方法
リーダーフィンは海外のメーカーのフィンなので、海外から輸入する必要がありますが、LOVELY OCEANSというショップで購入することができます。
個人で輸入するのは大変ですが、LOVELY OCEANSなら、普通のネットショップと同じ感じで購入できるので便利です。
ショップの方も親切で、わからないことがあれば丁寧に教えてくれます。
さらに、LOVELY OCEANSで購入すると、フットポケットのサイズ無料交換サービスもあります。
これは案件ではないので、LOVELY OCEANSを宣伝しても、私には1円も入ってこないですが、他で買う理由がないくらいLOVELY OCEANSがおすすめです。
ショートブレードのリーダーフィン
ダイビング用に購入したショートブレードのリーダーフィンは、BLACK SHORT BI-FINSというフィンです。
このフィンの購入方法、GULLのミューフィンとの比較を紹介します。
ブラックショートフィンの購入
ダイビングのフィンを購入する場合は、色とサイズくらいしか選ぶ項目はありませんが、リーダーフィンは下記のことを決めます。
セミオーダーメイドのような感じです。
- フットポケットの種類(色)
- フットポケットのサイズ
- ブレードの材質
- ブレードの硬さ
- ブレードリブの色
- プロテクトフィルムの有無
詳しい説明は、LOVELY OCEANSさんのこちらのページがわかりやすいので、参考にしてみてください。
ブラックショートフィン特有のこととしては、ブラックショートフィンには材質違いのモデルがあるこということです。
モデル | 材質 | 価格 |
---|---|---|
BLACK SHORT BI-FINS | グラスファイバー | 12,931円 |
BLACK SHORT CARBON BI-FINS | カーボン | 17,131円 |
通常、リーダーフィンはブレードの材質も自分で選んでオーダーしますが、ブラックショートフィンは、モデルによって材質が決まっています。
私は、グラスファイバーのBLACK SHORT BI-FINSを購入しました。
フリーダイビング用の最高峰のフィンはカーボン製ですが、グラスファイバーの方が安くて丈夫ということなので、ダイビングにはグラスファイバーが適していると思いました。
オプションの選択
私は下記のオプションを選択して購入しました。
選択 | 価格 | |
---|---|---|
BLACK SHORT BI-FINS | 12,931円 | |
フットポケットの種類 | FORZA Black | 7,365円 |
フットポケットのサイズ | 43-44 | |
ブレードの硬さ | ソフト | |
ブレードリブの色 | 黒 | |
プロテクトフィルム | 両面 | 3,900円 |
配送 | DHL便 | 2,639円 |
合計 | 26,835円 |
リーダーフィンはブレードのみ購入できるので、ブレードの金額が12,931円です。
これにフットポケット等のオプションを追加すると上記のようになります。
ブレードの硬さはソフト、ミディアム、ハードから選べますが、硬いとかなりの脚力がいるので、ソフトが良いみたいです。
プロテクトフィルムは、ブレードを強化する保護フィルムです。
ダイビングは岩にぶつかることもあり、壊れるのが心配なので、両面フィルムを付けました。
配送は、急ぎでなければ無料ですが、今回は早くほしかったので、オプションを追加しました。
到着までの日数
私の場合、注文してから到着まで17日かかりました。
配送は無料のEMS便と有料のDHL便があり、今回はDHL便です。
EMS便の場合、1~2週間程度長くなるようなので、注文してから1か月くらいかかると思った方が良いと思います。
開封レポート
フィンの周りをプチプチで梱包した状態で到着しました。
コンパクトにまとまっています。
配送による傷等はなく、とてもきれいな状態です。
フットポケットに型崩れ防止材も入っています。
リーダーフィンは、ブレードを固定するサイドのパーツが外れやすいようで、予備のパーツが2個付いています。
これはLOVELY OCEANSのサービスです。
LOVELY OCEANSのホームページによると、リーダーフィンはこの固定パーツが外れやすいので、サイズが問題ないことが確認できたら、フットポケットとブレードを接着剤で固定するのが良いようです。
私もすぐに接着剤で固定しました。
ブレードとフットポケットは、主に裏側のネジで止まっているので、ここが取れなければあまり影響はないようですが、パーツが海に落ちるのも良くないので、接着剤で固定するのが良いと思います。
接着剤は、ロックタイト480がおすすめです
通常の接着剤だと、海水やフィンのしなりに耐えられず、すぐに剥がれてしまいますが、ロックタイトはしっかり固定されます。
ドライスーツのネックシールに小さな穴が空いたときなど、いろんな用途に使えるので、持っておくと便利です。
ブラックショートフィンは、通常のリーダーフィンと比べて短いのが特徴ですが、もう1つ特徴があります。
それが、フィンのフチをぐるっと一周ゴムでカバーしている点です。
通常のリーダーフィンはこのカバーがなく、グラスファイバーの薄いブレードがむき出しなので、周囲の人や物を傷つけないように気を遣う必要があると思いますが、ブラックショートフィンはカバーがあるので通常より安心です。
ダイビングは狭いところで使うことが多いので、カバーがあるという点でもブラックショートフィンはダイビング向きだと思います。
ミューフィンと比較
サイズや重さなど、GULLのミューフィンと比べてみました。
比較したのは、Lサイズのハードミューです。
ハードミューは、ゴムが通常より硬いだけで、サイズは通常のミューと同じです。
リーダーフィンの長さは、ミューより9cmほど長いです。
サイズと重さを実測した結果が下記です。
ワープは手元になかったので、実測値ではなくホームページに記載の値です。
長さ | 重さ(片足) | |
---|---|---|
ブラックショートフィン | 67cm | 780g |
ミュー(L) | 58cm | 900g |
ワープ(L)※公表値 | 65.5m | 1075g |
ほぼワープと同じ長さで、重さは約300g軽いです。
両足で600g違うのはかなり大きいと思います。
フィンの幅は、ミューと同じくらいです。
フットポケットのサイズ
ブラックショートフィンのフットポケットのサイズは、「43-44」を選択しました。
サイズ表を見ると、43-44は27~27.5cmとなっています。
私は、普段の靴は25.5~26cmを履いていますが、43-44でちょうどよかったです。
リーダーフィンのフットポケットは、GULLのフィンに比べてゴムが硬めなので、大きめのサイズが良いです。
履いた感じだと43-44でミューのLサイズと同じくらいでした。
GULLのフィンでLサイズを使っている方は43-44を選べば大丈夫だと思います。
注意点は、リーダーフィンはソックスかブーツを着用して履くのが推奨されているので、普段ミューを裸足で履いている場合はソックスを考慮して大き目を選ぶ必要があります。
フィンソックスを何にするか迷っている方は、こちらの記事をご覧ください。
>>15年のダイビング人生で見つけた最強のフルフットフィン用ブーツ
フィンソックスのまま履けるサンダル
リーダーフィンを使うときは、フィンソックスが必須です。
ここで問題になるのが、サンダルをどうするか?ということです。
ダイビングのサンダルといえば、ギョサンが有名ですが、鼻緒があるので、ソックスを履いたままだと履きづらいです。
そこで、おすすめなのが、ccilu amazon aceというサンダルです。
>>ダイビングにおすすめなcciluサンダル
ccilu amazon aceのいいところは、
- フィンソックスを履いたまま履ける
- 滑りにくい
- かかとがあるからビーチエントリーで脱げない
- かかとを踏んで履けば通常のサンダルのように使える
- 柔らかい素材で足が痛くならない
ダイビングで使う場合、インナーを外して使うのがおすすめです。
インナーを外しても快適に履けるように作られていて、素材が柔らかくて、思わず笑顔になるくらい快適です。
ギョサンだと足が痛くなるという方には特におすすめです。
アフターダイブなど、ちょっと長く歩くときはインナーを着けると快適に使用できます。
1つでサンダルと靴の両方の状態を使い分けることができるので、荷物が多くなるダイビングには最高です。
選ぶときは、通常の靴のサイズより1~2cm大き目を選ぶのがおすすめです。
大きい方が、フィンソックスを履いたまま履きやすいし、裸足で履くときでも履いたり脱いだりがしやすいです。
写真でわかるように、cciluには小さい穴がたくさん空いているので、ビーチエントリーのときは、小さいカラビナをその穴に通してBCDの付けてそのまま潜るといいです。
下の写真のように、2つのカラビナを細いロープで結んだものを作っておいて、片方をサンダル、もう片方をBCDに付ければ、簡単に水中に持って行くことができます。
カラビナはkongのアルミニウム ハーネス 60mmがおすすめです。
海で使ってみサビないし、ゲートの開閉もスムーズで、丈夫です。
一般的なアクセサリーカラビナとは一線を画す高品質です。
人の体重を余裕で支えられるほどの強度があり、重いものを固定することもできるので、1セット作ってBCDに付けておくと便利です。
カラビナについて、詳しくはこちらの記事をご覧ください。
まとめ
ダイビングには不向きと思われる超ロングのリーダーフィンですが、ブラックショートフィンというダイビングにちょうど良いサイズのフィンがありました。
GULLのワープフィン(Lサイズ)と同じくらいの長さなので、ワープフィンが入る大きさのキャスターバッグならブラックショートフィンも入ると思います。
リーダーフィンはフリーダイバーの間では有名ですが、スキューバダイビングで使っている人は少ないと思うので、この記事がフィンで迷っているダイバーの参考になればうれしいです。
使用後のレビューはこちらをご覧ください。