Capture Oneの購入方法には、月額料金を払うサブスク版と、買い切り版があります。
この記事では、それぞれの値段について解説します。
この記事でわかること
- サブスクと買い切りどちらが得か
- サブスクのメリット・デメリット
- 買い切りのメリット・デメリット
- 購入方法
- 購入後のライセンス設定方法
サブスクか買い切りか
Capture Oneは、毎月定額で料金を払うサブスクリプション(サブスク)と、1回だけ払えばずっと使い続けられる買い切りがあります。
下の画像の「ライセンス」というのが、買い切りです。

サブスクは年間22,414円、買い切りは37,440円です。
それぞれメリット、デメリットもあり、金額も違うので、どちらの方法で買った方が良いか解説します。
サブスクのメリット・デメリット
まずは、サブスクで購入する場合について、メリットとデメリットを紹介します。
メリット
サブスクのメリットは、
- 常に最新のバージョンを使うことができる
- 初期投資が少ない
- 月払いならいつでも解約できる
サブスクの最大のメリットは、最新のバージョンを使えることです。
買い切りの場合は、購入時のバージョンを使い続けることになるので、新機能が追加されても使えませんが、サブスクは常に最新の機能を使うことができます。
価格については後で説明しますが、初めに大きく払う必要がないので、最安で始めたい場合は、サブスクの方が良いです。
サブスクは2つの支払い方法があります。
毎月払うか、1年分一括で払うかを選ぶことができます。
金額的には一括払いがお得ですが、そんなに長く使わないかもしれないという場合は、毎月払いを選択すれば、いつでも解約することができます。

デメリット
サブスクのデメリットは維持費です。長期間使うと買い切りより高くなります。
後で金額比較をしますが、最新のバージョンを使うことにメリットを感じなければ、買い切りの方が得ということになります。
買い切りのメリット・デメリット
サブスクのメリット・デメリットを逆にしたのが買い切りのメリット・デメリットになります。
メリット
買い切りのメリットは、維持費です。
買ったときの状態で満足していて、新機能もいらないという場合、最も安く運用することができます。
もし、あまりにも古くなってバージョンアップしたくなった場合は、割引価格でアップデートできます。
デメリット
デメリットは、
- 初期投資が高い
- 最新機能が使えない
ということです。
買い切りは37,440円で、サブスクの1年間一括が22,414円なので、初めに必要になる金額は高いです。
最新機能を求めて毎年アップデートするなら、初期投資の高さを補うほどのメリットが得られません。
下の図は旧バージョンとの機能比較ですが、このように機能の違いを見せられると、アップデートしたくなると思います。
重要なアップデートが毎年来てしまうと買い切りは不利ですね。

価格比較
サブスクと買い切りのメリット・デメリットを書いてきましたが、結局はどういう運用をするかということになります。
参考のため、10年間使い続ける場合にどちらがお得になるか計算してみました。
前提条件
- サブスクは毎年22,414円
- 買い切りは初期購入37,440円
- 買い切りを購入後、最新バージョンに更新する場合は、半額の18,720円
(※半額でバージョンアップはキャンペーンのときだけです。通常は30% OFFくらいの価格です。)
この前提条件で、10年間使った場合の累計金額を計算したのが下の表です。
経過年数 | サブスクリプション | 買い切り(毎年更新) | 買い切り(1.5年更新) |
1 | 22,414 | 37,440 | 37,440 |
2 | 44,828 | 56,160 | 56,160 |
3 | 67,242 | 74,880 | 56,160 |
4 | 89,656 | 93,600 | 74,880 |
5 | 112,070 | 112,320 | 93,600 |
6 | 134,484 | 131,040 | 93,600 |
7 | 156,898 | 149,760 | 112,320 |
8 | 179,312 | 168,480 | 131,040 |
9 | 201,726 | 187,200 | 131,040 |
10 | 224,140 | 205,920 | 149,760 |

買い切りで購入したユーザーが、アップデートするとき、キャンペーン中なら半額になりますが、初期費用が高いので、毎年アップデートしていたらサブスクより安くなるのは6年目以降です。
確実に6年以上使うなら毎年アップデートしてもいいですが、毎年アップデートするくらい最新機能を重視するなら、初めからサブスクにした方が良いと思います。
一方で、3年に2回くらいのアップデート頻度なら、買い切りはかなり安くなります。
それが一番右の「買い切り1.5年更新」です。
3年目以降はサブスクより安くなります。
キャンペーン中以外の場合、半額ではなく、新規購入の30% OFF程度の価格でアップデートすることになりますが、その場合でも、1.5年更新なら3年目以降は、サブスクと同等か少し安くなります。
私は、常に最新の機能を使って、みなさんに新機能を紹介したいと思っているので、サブスクにしていますが、通常のユーザーは、毎年更新しなくても良いと思います。
そう考えると、買い切りがお得なのではないでしょうか。
ポイント
- 常に最新機能を使いたいならサブスク
- 1.5年に1回くらいの更新で良ければ買い切り
購入方法
購入する場合は、まず製品を選択します。

Canonユーザーの場合、「すべてのカメラに対応」と書かれた製品一択です。
Fujifilm、Sony、Nikonの場合はそれぞれの専用製品を買えば安くなりますが、他のメーカーのカメラは使えないので注意してください。
今はSonyのカメラを使っているという場合でも、他のカメラを使ったり、友達のデータを現像してあげることがあるかもしれません。
そういうとき、専用製品を買ってしまうと使えないです。
製品を選択すると、下のようにスタイルを購入するか聞かれますが、これは不要です。
「いいえ、結構です。チェックアウトにすすみます」を選択してください。

スタイルというのは、Lightroomで言うプリセットのことです。
スタイルを選択するだけで、簡単にプロのレタッチを適用できるということですが、自分の好みに合うかわからないし、スタイルは自分で作成することもできるので、買う必要はないと思います。
「チェックアウトにすすむ」をクリックすると、支払い画面になります。

カード番号などの支払い情報を入力して、「支払い」をクリックしてください。
「プロモーションコードを入力」というのがありますが、プロモーションコードの制度は2021年11月に終了したので、世界中どこを探しても現在有効なプロモーションコードは存在しません。
全世界に存在するすべてのプロモーションコードが無効になっています。
海外のサイトでは、まだプロモーションコードの割引があるように書かれているものもありますが、実際は存在しません。
悪意のあるサイトの可能性があるのでご注意ください。
お得に買いたい場合は、期間限定キャンペーンを使うのが良いと思います。
期間限定キャンペーンは、過去に行われたのと同様のものが今後も行われる可能性があります。
このブログの検索窓に「キャンペーン」と入力すると、過去のキャンペーンが出るので、参考にしてください。
支払いが完了すると、メールでライセンスキー(License Key) が届きます。

購入後のライセンス設定方法
Capture Oneは1か月の試用期間があるので、ほとんどの方が試用期間中か、試用期間が終わってから購入すると思います。
試用期間中に、購入したライセンスに切り替える場合は、試用ライセンスを停止する必要があります。
Capture Oneを起動して、
ヘルプ ⇒ ライセンス
を選択します。

すると、下の画像のように、トライアルライセンスが適用中になっています。
これを正規のライセンスに変更する場合は、「停止」をクリックします。

下のような画面が出るので、
「はい、このコンピューターのライセンスを無効にします。」
にチェックを入れて、「停止」をクリックします。

ライセンス停止後、Capture Oneを起動すると、下の画像のようにライセンスコード入力画面が出るので、必要事項を記入します。

メールで送られてきたライセンスコードを入力してください。
Eメールは、トライアル版をインストールしたときに入力したメールアドレスです。
Eメールを記入したら、「登録確認」をクリックしてください。
プロフィールを設定していない場合は、「名」「性」は、「FirstName」「LastName」という文字列が自動的に入りますが、気にしなくていいです。
そのままで問題ありません。
気になる場合は、初めにCapture Oneのホームページにログインして、プロフィール編集をしてください。
最後に、右下の「認証」をクリックして完了です。
認証完了後に、ヘルプからライセンスを確認すると、購入したライセンスが適用されているのが確認できます。

まとめ
Capture Oneの購入について説明しました。
サブスクにするか、買い切りにするかは迷うと思いますが、「常に最新の機能を使いたいか?」という問いに、
YESならサブスク
NOなら買い切り
という判断で良いと思います。
1.5年に1回程度の頻度のアップデートでよければ、サブスクより買い切りがお得です。
今後どのくらいの頻度で新機能が出るかわかりませんが、新機能が出ても半年~1年くらいは待てるということなら、買い切りで全然問題ないと思います。