レンズ１本だけ持って出かけるとしたら何を持って行きますか？
一眼はレンズによって撮れる写真がまったく違うものになるので、何を持って行くか迷うことは多いのではないでしょうか。
私は、CANON EF-S 35mm F2.8 マクロを持って行きます。
この記事では、なぜこのレンズを持って行くのか、実際にピクニックに出かけたときの写真とともに紹介します。
Contents
EF-S 35mm F2.8 マクロってどんなレンズ？
１本だけ持って行くとなると、汎用性の高い標準ズームレンズを持って行く方も多いかもしれませんが、私は、ちょっとピクニックという手軽なお出かけにはEF-S 35mmマクロを持って行きます。
その理由は、
- 35mmの画角がちょうどいい
- 単焦点が楽しい
- マクロ撮影ができる
- F2.8でボケのある写真が撮れる
- 軽い
- ライトが付いている
いいことだらけです。
35mmの画角がちょうどいい
EF-SシリーズはAPS-C用のレンズなので、35mm(フルサイズ)換算で55mmくらいの画角になります。
50mmの画角が人の目と同じくらいの画角と言われているので、EF-S 35mmは、ほぼ人の目と同じくらいの画角のレンズということになります。
なので、見た風景に近い状態を写真に残すことができ、使いやすいです。
マクロと名の付くレンズですが、小さいものを撮るだけでなく、風景もポートレート(人物)も撮りやすい画角です。
また、この画角というのは、初めて一眼を使う方にもおすすめです。
今までコンデジを使っていた方は、レンズを変えると画角が変わることに戸惑うと思います。
50mmくらいの人の目に近い画角は、基本の画角と言っても良いものです。
この画角で練習することで、ズームレンズなどの他のものを使うときも感覚がつかみやすくなります。
単焦点が楽しい
単焦点レンズというのは、ズームができないレンズのことで、ズームレンズに比べると不便だと感じるかもしれませんが、単焦点だからいいこともあります。
ズームできないので、自分が動いて写る範囲を調節することになるのですが、それが写真を撮っているという感じがしていいのです。
被写体との距離感や角度を工夫して、自分のイメージ通りの写真が撮れるように動き回る。
この自分の足で被写体に向き合っているという感じが楽しいです。
ズームレンズだと、ついついズームに頼ってしまって、自分はあまり動かなくなります。
動かなくても被写体に近づけてしまうので、どこか別世界から被写体を眺めているような感覚になり、被写体との距離感を感じることがあります。
その点、単焦点は被写体と自分だけの世界に没頭できて楽しいですよ。
マクロ撮影ができる
EF-S 35mm F2.8 マクロは、当然マクロ撮影ができます。
マクロ撮影は、肉眼では見れないような世界を映し出してくれるので、写真ならではの楽しみ方ができます。
ちょっと出かけるだけというときでも、ただただ普通の風景を撮るだけでなく、マクロ視点の写真を入れるだけで、作品の幅が一気に広がります。
35mmマクロで風景は取れるけど、標準ズームでマクロ撮影はできません。
一見、できることが少ないと思われる単焦点ですが、逆にズームレンズよりできることが多いです。
F2.8でボケのある写真が撮れる
せっかく一眼を使っているんだから、ボケのある写真を撮りたいですよね。
写真がボケるかどうかは、F値が大きく関係します。
F値が小さいレンズほどボケのある写真が撮れるのですが、標準ズームレンズでF2.8まで小さいレンズはほとんどないと思います。
ボケを楽しむにも最適のレンズです。
軽い
軽いということも大事な点です。ちょっとお出かけというときに大きいレンズを持って行くのはつらいです。
EF-S 35mmは約190gとかなり軽いです。
軽すぎておもちゃみたいです。
サイズもコンパクトなので、荷物もかさばらなくて、ちょっとしたお出かけにはぴったりだと思います。
ライトが付いている
これはおまけ的な機能ですが、レンズ前面にライトが付いています。
周りが真っ暗でこの光だけで撮影するのは厳しいですが、ちょっと影が気になるときとか、暗くてピントが合いづらいときとか、たまに役に立ちます。
EF-S 35mmレンズを持ってピクニック
実際にEF-S 35mmを持ってピクニックに行ったときの写真を紹介します。
画角がわかるように、すべてトリミングなしの写真です。
マクロレンズらしく花を撮影
まずはマクロレンズとしての本領発揮の写真です。
足元に咲いていたシロツメクサをF2.8というF値の小ささを活かしたボケのある写真にしてみました。
アジサイも花全体を撮影したり、マクロ撮影したり幅広く使えます。
マクロレンズなのでここまで寄れます。
背景の花をボカして奥行き感のある写真にもできます。
風景撮影
目で見たのと近い画角なので、風景写真も撮れます。
ポートレート撮影
ポートレート(人物)を撮るのにもちょうどいい画角です。
F2.8を活かして、柔らかい雰囲気に仕上げることもできます。
モデルがいなかったので、二宮金次郎先生にモデルになっていただきました。
マクロレンズの柔らかい表現のおかげで、常に民のことを考え、多くの村を救ってきた金次郎先生のやさしさが感じられます。
まとめ
レンズ１本だけ持ってピクニックに出かけるなら、というテーマでレンズを紹介しました。
EF-S 35mm F2.8 マクロはちょうどいい画角で、軽くて、ちょっと出かけるときに持って行くレンズとしては最適だと思います。
マクロ、風景、ポートレートと万能なこのレンズをぜひ一度使ってみてください。