雑記

ブレーカーが落ちる問題の対策で、賃貸で子ブレーカーを増設できるか検証した結果

電化製品の使いすぎでブレーカーが落ちてませんか?
ブレーカー落ちの対策として一般的なのは、契約アンペアを増やすことですが、子ブレーカー(小さいスイッチ)が少ないと、契約アンペアを増やしても意味がありません。
この記事では、賃貸で子ブレーカーが増やせるか検証した結果を解説します。
実際に管理会社や電気工事会社に確認してみた実体験をもとに書いています。
さらに、子ブレーカーが増やせない場合の対処方法も解説します。

ブレーカーが落ちる問題

なぜ、レタッチのブログでブレーカーの話?
と思うかもしれませんが、画像処理などでハイスペックなパソコンを使っていると、消費電力が大きくなり、ブレーカーが落ちやすくなります。
電子レンジ等と比べると圧倒的に消費電力は小さいですが、塵も積もればで、パソコンを使っていない家庭と比べるとブレーカーは落ちやすくなります。

そして、最大の理由が、落ちたときのダメージが大きいことです。
レタッチ作業中に停電して、大切なデータが失われたら最悪です。
電子レンジなら、突然ブレーカーが落ちても、また途中から温め直せばいいですが、パソコンのデータはそうはいきません。
電源の確保を考えることは、ある意味レタッチの技術より重要です。
私もブレーカーが落ちる経験をしたので、同じ悩みを抱えている方の参考になればと思い、この記事を書くことにしました。

ブレーカーの仕組み

ブレーカーには、大きいスイッチ小さいスイッチがあります。
大きい方は、サービスブレーカーと呼ばれるもので、電力会社との契約アンペアに応じて○○Aと表記があります。
最近はスマートメーターになっているので、○○Aの表記もスイッチもない分電盤が多いかもしれません。
この契約アンペアというのは、家庭全体の使用電流の上限を設定しています。
ブレーカーが落ちたとき、家全体が停電する場合は、契約アンペア不足です。

一方、分電盤には小さいスイッチがいくつか付いています。
これは、各部屋への配線ごとに割り振られたブレーカーで、安全ブレーカー(子ブレーカー)というものです。
ブレーカーが落ちたとき、リビングだけ停電するとか、家全体ではなく一部が停電する場合は、子ブレーカーの容量不足です。
子ブレーカーの容量は、通常15アンペアか20アンペアで、これは物件の配線によって決まるので、契約アンペアを増やしても増えません。
この記事では、子ブレーカーが落ちてしまう場合の対処について説明します。

分電盤



子ブレーカーが落ちる場合の対処法

子ブレーカーが落ちる場合、考えられる対策は

  • 家電を分散させる
  • 子ブレーカーを増やす
  • コンセントを増やす

1つずつ解説します。

家電を分散させる

最も簡単な方法は家電を分散させることです。
子ブレーカーが落ちるのは、1つの子ブレーカーに消費電力が高い家電が集中していることが原因なので、分散させます。
まずは、どの部屋のコンセントが、どのブレーカーに繋がっているか、家の配線を把握する必要があります。
確認方法は簡単で、コンセントに何か家電を接続した状態で、子ブレーカーを1つ落としてみて、電気が来なくなったら、そのコンセントは落とした子ブレーカーと繋がっているということです。
このときの注意点は、パソコンのようにいきなり電源が切れると故障する可能性がある家電はすべて電源を切っておくことです。
配線が把握できたら、よく同時に使う家電が別々のブレーカーに繋がるように家電を分散して配置します。
2つの子ブレーカーに分散させるだけでも、合計40アンペアまで使えるようになるので、かなり改善すると思います。

ただし、この方法の最大の問題が、家の配線によっては分散が難しいということです。
私の家がまさにこの状態だったのですが、下記のようになっていました。

ブレーカー配線
玄関、洋室1、納戸、風呂、トイレ
洋室1のエアコン
キッチン(冷蔵庫)
リビング洋室2(パソコン)、和室
洋室2エアコン
和室エアコン

問題は4番のブレーカーで、ここに主要な家電が集中しています。
キッチンはあまり家電を置くスペースがないので、キッチン用コンセントは冷蔵庫のみ接続された状態で、その他の電子レンジ、オーブントースター、食器洗い機等はリビングのコンセントに接続しています。
そして、洋室2がパソコンのある部屋で、リビングの電気を使いすぎるとパソコンの電源も落ちてしまいます。
部屋の間取り的に他のコンセントに分散させることが難しい状態です。
エアコンは、エアコン専用で使う必要があるので、洋室2から届く範囲に分散できるコンセントがありません。

子ブレーカーを増設する

分散できないので、分電盤の子ブレーカーを増やして、洋室2のコンセントを専用ブレーカーに接続できないか考えました。
私の家は賃貸マンションなので、まずは管理会社に確認しました。
管理会社の回答は、「退去時に元に戻すなら自己負担でやって良い」とのことでした。
子ブレーカーが増えて、ブレーカーが落ちにくくなれば便利になるので、次の入居者にとってもメリットがあり、Win-Winなのではと思いましたが、賃貸の大原則は原状回復なので、変更した箇所は元に戻す必要があるという話でした。
増設するときにお金がかかって、また戻すのもお金がかかるのは、ちょっと嫌だなと思いながらも、実際に子ブレーカーの増設ができるか電気工事業者に確認してみました。

結論としては、マンションで子ブレーカーの増設は難しいということでした。
既存のコンセントを増設した子ブレーカーに接続するためには、コンセントから分電盤までの配線を変更する必要があります。
配線の大半は天井裏に入っているので、天井裏で作業する必要があるのですが、マンションのような集合住宅の場合、天井裏にたくさんの梁があり、作業ができないということです。
私のマンションの場合、風呂の天井に点検口があり、そこから天井裏を見ることができるのですが、本当に梁が多くて人が入れるようなスペースはなかったです。
風呂の天井から手が届く範囲でしか作業ができない状態です。

戸建てなら、天井裏にスペースがあると思うので、子ブレーカーを増設できる可能性はありますが、集合住宅の場合はこの方法は難しいと思います。

コンセントを増設

既存のコンセントは配線を変えることができないので、次に考えられる方法としては、まったく新しいコンセントを増設することです。
新しいコンセントを専用の子ブレーカーに繋げば、ブレーカーが落ちるのを防ぐことができます。
ただし、ここでも問題になるのは、天井裏の状況です。
マンションは天井裏で作業ができないので、新規コンセントと分電盤を繋ぐ配線を天井裏に敷くのが難しいです。
このため、配線が廊下や途中の部屋に露出することになります。
わざわざ業者に依頼して工事するのに、配線むき出しの状態の部屋になるのは困ります。
しかも壁に配線を固定したら、原状回復も大変そうです。
これなら自分で延長コードを使って他の部屋から持ってくる方が良いです。

ということで、コンセントを増設する案も集合住宅では難しいという結論になってしまいました。

もっとも手軽で安心の方法

子ブレーカーを分散させるという根本対策ができない状況で、できることは限られてきます。
そして最終的にたどり着いた結論が、無停電電源装置(UPS)を設置することです。

簡単に言うと、UPSというのは、もし停電しても電源が確保できるバックアップ電源です。
UPSについては、こちらの記事で紹介しているので、詳しく知りたい方は読んでください。
選ぶときの注意点も書いています。

>>ブレーカー落ちからパソコンを守る無停電電源装置(UPS)

子ブレーカーが落ちるといっても、電子レンジとオーブントースターを同時に使ったときとか、一定の条件で発生することなので、基本的には同時に使わないことで回避できます。
ただ、気を付けていても落ちてしまうのがブレーカー。

電子レンジとオーブントースター同時使用がダメってのはわかっていても、他の組み合わせでどこまでいけるかっていうのを正確に把握することは難しいし、うっかり同時に使ってしまうこともあります。
経験を積むことでだんだんわかってくることもありますが、その間に何度もパソコンの電源が落ちるのは不安でしょうがないです。
そんなときに、UPSがあれば、もしブレーカーが落ちてしまっても、パソコンだけは電源が確保されるので、失敗を恐れず家電を使うことができます。

また、台風とかで停電しても電源が確保されるので、台風が来て家から出られない暇なときに停電を気にせずパソコンで作業ができます。
UPSは、通常のコンセントに接続するだけで簡単に設置できるので、最も手軽にブレーカー落ちからパソコンを守ることができます。
初めは、そこまでしなくてもって思うかもしれませんが、実際に使ってみるとわかります。

UPSが与えてくれる安心感は絶大です。まさに安心を買うというやつです。
ぜひ、UPSを使って安心ライフを手に入れてください。



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