今回はおはぎのレタッチを紹介します。
小豆の香りが漂ってきそうなおいしそうなレタッチを目指します。
レタッチ前
今回レタッチする写真がこちら
あんこは黒いので、撮って出しのままだと、黒つぶれて肉眼で見たときのイメージより暗い印象になってしまいました。
レタッチ
スポット補正
まず初めに余計な背景を消します。
自宅で撮影すると、どうしても余計な背景が入ってしまうので、すっきりした背景にしてあんこに集中してもらいましょう。
上の方の線になっている部分を「スポット補正」でなぞるだけです。
スポット補正を適用した写真がこちら。
ただまっすぐなぞっただけでこれほどきれいに消えました。
露光量、シャドウ
本題のあんこのレタッチに入ります。
あんこが黒つぶれている感じで実際より暗いイメージになったので、露光量とシャドウを上げて明るくします。
- 露光量 +0.20
- シャドウ +5
色温度
和菓子のあたたかい雰囲気と小豆の色味を再現するために、色温度を少し補正します。
色温度+250に設定
完成
少し斜めになっている感じがしたので、最後に、切り抜きで少し角度を調整して完成。
あんこが黒つぶれた感じが補正され、あずきの香りが漂ってきそうな美味しそうなおはぎの写真にできました。
こうやって記事を書いている間も、おいしそうだなぁって思ってあんこが食べたくなってきました。
今回は明るさと色温度だけの簡単な補正でしたが、このちょっとしたひと手間をかけるだけで、自分の気持ちを込めた作品にすることができます。
撮って出しでいいと思わず、レタッチも撮影工程のひとつと考え、自分の写真に向き合いましょう。