広告 作例 水中撮影

写真のマンネリ化を解消。作品の幅を広げる撮影方法。海藻の森をいろんな視点で撮影してみた。

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いつも同じような写真になってマンネリ化していませんか?
今回はホンダワラが作る海藻の森を例に、いろいろな撮影方法を紹介します。
新しい作風を発見するきっかけになればと思います。

ホンダワラが作る海藻の森

ホンダワラは、水面に向かって大きく伸びる海藻で、5月ごろが最盛期です。

ホンダワラが作る海藻の森

以前は、伊豆や関東のいろんなポイントで邪魔なくらい生えていたのですが、最近は減ってきています。
泳いでいると体や器材にからまったり、波があるときは揺れるホンダワラを見ると波酔いして気持ち悪くなったりとダイバーにとってはやっかいな面もありますが、海の生き物にとっては大事な役割をはたしています。
そんな貴重な存在ということもあり、最近は被写体として注目されることも多くなってきましたが、どう撮っていいかわからないという方も多いのではないでしょうか。
この記事ではいろんな視点で撮影する方法を紹介するので、機会があったら試してみてください。

上の写真は、「海藻の森」というのをイメージして、水面まで伸びる様子を広くとらえ、魚の群れも入れることで、この海藻の森が小さい魚たちの住処になっている様子を表現しました。

水面に映ったホンダワラと空を一緒に撮影

波がなく、水面が静かなときにぜひやってほしいのが、水面に映るホンダワラの写真です。

水面に映るホンダワラ

ダイビングをしていると、視線が下に行きがちですが、少し視線を上げてみてください。
水面が穏やかなときは、水面に映ったホンダワラと空を入れた写真を撮ることができます。
浅いところで、ホンダワラに絡まりそうになりながらの撮影になり、あまりバタバタすると自分が作った波で水面が揺れてしまうので、難しいですが、海が穏やかなときは絶好のチャンスなので、ぜひ挑戦してみてください。

半水面で撮影

次は、さらに視点を上げて半水面で撮影してみました。

水中の海藻の森と、陸上の木々の森で豊かな自然を表現しました。
半水面で撮影する場合は、なるべく広角のレンズで、大きいポートの方が撮影しやすいです。
ポートに着いた水滴が写り込んでしまうこともあるし、陸上と水中をバランスよく配置するのも大変で、よく見かける写真ですがやってみると結構難しいです。
一度ハウジングを水に浸けて、水面に上げた瞬間はポートに着いた水がさっと引くので、その瞬間に連写して撮影すると良いと思います。
うまく撮れたかは後で確認すればいいので、とりあえず
 ハウジングを水に浸ける⇒水面に上げた瞬間連写
を繰り返して、後でゆっくり写真をセレクトしましょう。

海藻に住む魚をメインに撮影

海藻の森は小魚にとって絶好の隠れ家で、海藻の周りを泳ぐ群れを見ることができます。
そんな魚たちをメインに撮影したのがこちら。

ホンダワラは背景として使うイメージです。
浅場なので、光を浴びたホンダワラが黄色く輝き、青一色の背景になることが多い水中写真において、いつもと違った雰囲気にできます。
群れているといっても、流れがあまりないので、まとまって密集している感じにはなりにくく、写真に撮ると目で見たよりも魚が少ない印象になってしまうのが難しいところです。
フィッシュアイレンズのような超広角レンズよりも15-35mmくらいの広角レンズの方が魚が多い感じがでやすくて撮影しやすいと思います。

遠近感を意識した撮影

ホンダワラの中に入っていくと本当に森の中に入っているかのような感じになります。
奥へ奥へと生い茂る海藻の森を進んでいくイメージで撮影してみました。

奥へ続いていく様子を表現するために、画面左上に前ボケでホンダワラを入れ、中央手前に中景の魚をアクセントとして入れ、中心に奥まで続く空間を入れました。
近景、中景、遠景に要素を配置することで、遠近感を感じる写真になります。
さらに画面下側を暗く落とし、上部を明るくして光のグラデーションを作ることでも空間の広がりを表現しました。
絵画のようで神秘的な雰囲気を感じる写真にできて、自分でも気に入っています。

大胆に白飛びさせて透明感のある写真に

最後は、より大胆な撮影方法です。
水面を覆うホンダワラの下から空に向かって撮影しました。

明るい空を背景にして完全に白飛びさせて、和紙の模様のような雰囲気の写真にしてみました。
水中で撮影しているときの設定のままだとホンダワラまで白飛びしてしまうので、いつもより絞り(F値)を大きくして撮影するといいです。
最短撮影距離までホンダワラに近づいて、水面にカメラが出てしまいそうなくらいの感じで撮影すると、ホンダワラとカメラの間に入る海水部分が少なくなるので、より透明感を出すことができます。

最後に

今回はホンダワラが作る海藻の森をいろんな視点で撮影してみました。
普通に潜っていると素通りするような、ただの海藻ですが、視点を変えて撮影してみると、これだけで一本楽しめるくらい面白い被写体です。
魚と違って逃げないので、写真の練習にもなると思います。
今回の記事が参考になって、新たな発見を感じてもらえたらうれしいです。

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