2021年4月に石垣島にオープンしたホテル「十日三日(トゥカミーカ)」に泊まってみたのでたくさんの写真とともに紹介します。
他のホテルにはないサービスと温かい雰囲気で旅が楽しくなる素敵なホテルでした。
館内や部屋の設備の写真もたくさん載せて紹介するので、どんなホテルか気になっている方の参考になればと思います。
コンビニが隣で便利な立地
「十日三日(トゥカミーカ)」は以前飲食店だったところを改装したホテルです。
下の写真を見てわかるように、コンビニのすぐ隣なのでとても便利です。
コンビニの横にはドラッグストアもあります。
ダイビングは、ちょっとしたケガやクラゲなどに刺されたりということがあったり、日焼け止めや酔い止めが必要になるので、ドラッグストアが近くにあるのは便利です。
もしもに備えていろんな薬を持って来なくてもすぐに買えるので、荷物を減らせていいです。
このコンビニ、ピースアイランド石垣イン八島の隣のコンビニです。
ピースアイランドに泊まったことがある方は位置がわかるのではないでしょうか。
ホテルから繁華街へは徒歩5分くらいです。
行ったことある方はわかると思いますが、下の写真の場所から石垣島の繁華街が始まります。
写真左に行くと離島ターミナルです。
ホテルからこの写真のところまでが徒歩5分くらいです。
ここまでくれば、お土産物屋さんも飲食店もたくさんあるので、徒歩で十分移動できる便利な立地です。
もし徒歩が大変な方は、レンタサイクルもあります。
月をイメージしたおしゃれなホテル
「十日三日(トゥカミーカ)」というホテル名、初めは何て読めばいいかわからないし、ちょっとわかりづらいと思いました。
でも、月をイメージした館内はこの名前にぴったりだと思い、今では思わず口に出したくなる不思議な魅力を感じます。
「十日三日」というのは、満月の夜である十五夜の少し前ということです。
八重山民謡に「月ぬ美しゃ十日三日」=「月が美しいのは十三夜」という一節があり、あと少しで満月になる十三夜の月こそが美しいという意味だそうです。
この一節からホテル名を取ったのには、
「十日三日が旅の皆さんと一緒にゆっくり満ちていく拠点となれますように」
という思いが込められているようです。
その思いが接客やサービスからも伝わる、温かいホテルでした。
おしゃれな雰囲気なので、男の一人旅だと場違いかなと思いましたが、全然そんなことはなかったです。
気兼ねなく、自由に楽しめるアットホームな雰囲気があります。
外のカウンターはダイビングの送迎を待つのにちょうどいいです。
大通りから一本入った静かなところにあるので、ここでお酒を飲みながら友達と話すのも良いと思います。
フロントには、ウェルカムドリンクがあり、なんと泡盛もあります。
電子レンジとケトルもあります。
部屋にはケトルがないので、ここでお湯を入れて持って行きます。
以前の記事で紹介したように、ダイビング一人旅ではデリバリーが最高なので、電子レンジがあるのはうれしいです。
朝は、電子レンジの横のスペースに「オニササ」が出ます。
オニササは、おにぎりとササミフライを一緒に食べる石垣島のB級グルメです。
7:30くらいに出してもらえるので、朝食にちょうどいいです。
私はダイビングで朝が早かったので、もっと早く朝食を食べていましたが、出かけるときにホテルの方が声をかけてくれて、「持って行ってもいいですよ」と言ってくれました。
ホテルの方は本当に親切です。
ダブルルームの部屋と設備紹介
楽天トラベルでダブルルームを予約しました。
一人で泊まる場合は、ダブルルームが一番安い部屋になります。
他にも、和室、ツイン、トリプルなどがあるので、人数によって選ぶと良いと思います。
部屋は、ビジネスホテルよりもゆったりした作りで快適です。
入口周辺も広くて荷物が置けるので良いです。
台があるのもうれしいです。
私は、撮影機材など次の日のダイビングに持って行くものを置いておきました。
入口横にまとめて置いておけば忘れないのでいいです。
冷蔵庫はよくビジネスホテルにあるものよりも大きめで、コンビニで買ったものを入れておくのに便利です。
エアコンは個別空調なのがうれしいです。
セントラル空調タイプだと、オン・オフくらいしかできず、部屋ごとに細かい調整ができないので、私は個別空調のホテルが好きです。
石垣の夜は暑いので、エアコンをつけたまま寝ますが、寒くなりすぎず快適に寝れました。
テーブルはおしゃれなタイル張りです。
このタイルとクラシックな木の感じはホテルの他の場所にもあって、ホテル全体が統一感のあるデザインになっています。
ただ、私はダイビングの後に写真整理のためにデスクでパソコンを使うので、タイルの机はマウスがちょっと使いづらかったです。
下に何か敷けばいいのでそれほど問題ではありませんが。
ホテルによくある内線用の電話機はありません。
用事があるときは、外線の電話番号に自分の携帯電話でかけます。
電話番号が書かれたプレートがデスクの上にあるので困ることはありません。
内線の電話機は結構邪魔になるので、このスタイルは気に入りました。
なめらかな曲線の椅子は座り心地よかったです。
おしゃれなホテルだと、間接照明だけで暗いことがよくありますが、デスクの真上にしっかりした明かりがあったので、夜もパソコン作業がしやすくてよかったです。
部屋からは直接出られませんが、窓の外は広いバルコニーになっています。
大きい窓があると、明け方の光が気になりますが、しっかりした遮光カーテンがあるのでちゃんと暗くなります。
おしゃれな雰囲気だけでなく、しっかり実用性を考えられた細かい気遣いがいろんなところに感じられます。
バルコニーに出るとこんな感じです。
すごく広くて日当たりがいいので、ダイビング器材がよく乾きそうです。
私は使わなかったのですが、ホテルの入り口横にダイビング器材洗い場・干場もあるようです。
バスルームが明るくていいです。
新しいホテルなので当たり前かもしれませんが、ウォシュレットも付いています。
アメニティは、シャンプー、トリートメント、ボディーソープ、ハンドソープがあります。
髭剃り、ボディスポンジ、歯ブラシなどはフロントの横にあり、自由に取ることができます。
ベッドの横のデスクもタイルと木の雰囲気がいいです。
一点物のデスクライトも素敵ですね。
実用性もしっかり考えられているのが十日三日の良い所で、コンセントが4つも付いています。
スマホの充電などで枕元のコンセントはよく使うので、多いのはうれしいです。
洗濯機
洗濯機が無料で使えます。
ダイビングだと長期滞在することがあるので、このサービスはうれしいです。
しかも、洗剤も無料で使えます。
ハンガーなどの洗濯物干しのアイテムも充実しています。
外に干す場合は自己責任だと思いますが、広いバルコニーには物干し台もあるので、快適に洗濯ができます。
ここまで洗濯のサービスが充実しているホテルは初めてです。
喫煙所
館内は禁煙です。
古いホテルだとタバコのにおいが染みついていたりするので、禁煙はうれしいです。
たばこを吸う方は、喫煙所で吸うことができます。
喫煙所も十日三日のイメージに合わせたおしゃれな造りです。
ホテルの入り口に喫煙所を設置しているケースも多いですが、そういう場合は出入りのときに煙が気になります。
ここは奥まったベランダになっているので、嫌煙者にはうれしいです。
屋上にあるルーフトップ「月見座」
3階のエレベーター横の扉を抜けると、屋上へ上がる階段があります。
階段を上った先にはルーフトップ月見座があります。
とても広くて開放的です。
開放的な空間にウッドデッキのテーブルがあります。
デリバリーやコンビニで買ってきたものを持ってきて、夕日を見ながら食事をするのも良いと思います。
有料でBBQコンロの貸し出しもあるので、石垣牛やアグー豚を買ってきてBBQも楽しいと思います。
屋上入口横には、蚊取り線香やランタン(充電式)もあるので、夜はランタンの光の下でゆっくりくつろぐのもいいです。
宿泊してみた感想
新しくて、オリジナルの家具がおしゃれで素敵なホテルでした。
おしゃれですが、ちゃんと宿泊者のことを考えた作りになっていて、実用性も高いです。
こんなのあったらいいなって思うものが全部そろっている感じです。
ホテルの方はとても親切なので、もし何か必要なものがあったり、困ったことがあったら、気楽に相談してみてください。
親身になって相談に乗ってくれると思います。
ダイビングに出かけるときも、帰ってきたときも、フロントから笑顔で話しかけてくれるので、帰ってくるのが楽しくなるようなホテルです。
ダイビングで旅行に行くと、日中はずっと海に出ていて、ホテルは寝るだけという感じになりますが、ホテルに泊まることが楽しいと感じる素晴らしいホテルでした。
ダイビングで国内外問わずたくさんの場所を旅行していますが、旅の楽しさを教えてもらったような気がしました。
また石垣島に行くときは十日三日に泊まって、「ただいま」と言いたいです。