東京九州フェリーは、神奈川県・横須賀と福岡県・門司を結ぶ長距離フェリーです。
- 長い船旅を快適な部屋で過ごしたい
- 公式ページには部屋の配置が載っていない
- ツーリストSの室内の様子が知りたい
- どの部屋がおすすめか知りたい
- 予約後に部屋を変更する方法が知りたい
このように考えている方は多いと思います。そこで、この記事では主要船舶である「はまゆう」「それいゆ」について、ツーリストAとツーリストSのすべての部屋の配置を紹介します。
さらに、ツーリストSの室内の様子をたくさんの写真で紹介。
記事を読めば、自分にぴったりの部屋が見つかり、より快適な船旅が楽しめます。
すでに予約した人でも大丈夫。部屋を変更する方法も紹介します。
この記事を参考に、ご自身に最適な部屋を選んでください。部屋選びがうまくいけば、長旅もきっと最高の思い出になりますよ。
Contents
はまゆう・それいゆのツーリストSの部屋の配置
はまゆうとそれいゆ、船の構造は全く同じです。私が実際に乗船して確認したツーリストSの部屋の配置を紹介します。
さらに、ツーリストSの室内も豊富な写真で紹介。ツーリストSにどのような室内設備があるか確認できます。
ツーリストSは船の4階と5階に配置されているので、それぞれ詳しく紹介します。
4階の部屋の配置
4階のツーリストSの配置がこちら。

4階には全部で5区画あり、それぞれの区画にツーリストSの個室が6部屋入っています。
進行方向の右手側には、S41〜S43が配置されています。



進行方向の左手側には、S44〜S45が配置されています。


それぞれの区画の入り口は常に開放されていて、下の写真のように個室の扉が並んでいるのが見えます。
個室の扉にはQRコードで開錠する鍵が点いているので、セキュリティは問題ありません。

5階の部屋の配置
5階のツーリストSの配置がこちら。

5階には全部で4区画あり、それぞれの区画にツーリストSの個室が8部屋入っています。
4階は1区画が6部屋だったので、少し多いですね。
進行方向の右手側には、S51〜S52が配置されています。


進行方向の左手側には、S53〜S54が配置されています。


ツーリストSの部屋の様子
ツーリストSの室内の様子を紹介します。
室内にはベッドとデスクがあります。ベッドはカプセルホテルくらいの広さで、通常のシングルベッドよりはコンパクト。

足元にはテレビがあるので、寝ながら見れます。

ベットの横の壁には手すりとフックがあるのみ。

フックはタオルなどちょっとしたものをかけるのに便利。折りたたみもできます。

デスクはコンセントがあるだけのシンプルな作り。

コンセントにはUSB充電の差し込み口もあるので、ケーブルを持っていけばスマホなどを充電できます。

コンセントの横には読書灯もあります。寝る時に真っ暗にしたくないという人にもいいですね。

椅子は固定されています。揺れた時に動いてしまわないようにするためで、フェリーではよくある対応ですね。

エアコンは完全なセントラル空調です。温度調整はもちろん、オン・オフも個別調整できません。

夏場だと常にクーラーが点いている状態なので、寒いと感じる方もいるでしょう。下記の準備をして行くのがおすすめです。
夏は半袖・半ズボンで旅行に行く方も多いと思いますが、船内で快適に過ごすにはスウェットの上下がおすすめです。
室内の布団はあまり保温性が高くないので、スウェットがあれば快適です。
さらに、空調を止めたい時に持って行くと良いのがビニール袋とマスキングテープです。
ビニール袋を空調の吹き出し口の形に折って、テープで貼れば冷たい風が出なくなります。冬に暖房が暑すぎるときにも使えます。
テープは貼った跡が残らないよう、マスキングテープにしましょう。
ツーリストSの部屋には窓がない
ツーリストSは一番外側の部屋でも窓がありません。
下の写真のように、部屋の入り口には窓がありますが、部屋の中にはないのです。

部屋の中に入ってみるとこのように、ただの壁です。

はまゆう・それいゆのツーリストAの部屋の配置
最もリーズナブルな部屋がツーリストAです。その配置をすべて紹介します。
4階の部屋の配置
4階のツーリストAの配置がこちら。

4階には全部で4区画あります。
進行方向の左手側には、A44があり、14部屋入っています。

中央部にはA41〜A43があり、それぞれの区画に22部屋入っています。



ツーリストAの区画は左右に入り口があり、どちらからでも入れます。
5階の部屋の配置
5階のツーリストAの配置がこちら。

5階のスーリストAは1区画のみです。16部屋入っています。

酔いにくく快適! おすすめの部屋位置
- 船酔いが心配だからなるべく揺れないところがいい
- 隣を気にせずゆっくりしたい
部屋を選ぶ時にこのような希望を持つ方は多いです。
これを満たす部屋を選ぶためのポイントがこちら。
このポイントを踏まえておすすめの部屋を紹介します。
ツーリストS|おすすめの部屋位置と選び方
ツーリストSのおすすめの部屋はこちら
区画 | 部屋番号 |
---|---|
S41 | 4103、4104 |
S42 | 4109、4110 |
S44 | 4121、4122 |
S45 | 4127、4128 |
もし上記の部屋が埋まっていた場合、こちらのポイントを見て、近い条件の部屋を選びましょう。
入口付近はトイレに近いので、出入りの音が気になるかもしれません。窓の寄りの角部屋は人の出入りが少ないのでおすすめです。
揺れが少ないという点だけ見れば、前後・左右ともに船の中央に近い方が良いので、窓側より通路側の方が良いということになります。
でも、窓側と通路側の距離はあまり離れていないので、気になるような差ではありません。
快適さ重視で窓側の部屋にしましょう。
ツーリストA|おすすめの部屋位置と選び方
ツーリストAのおすすめの部屋はこちら
区画 | 部屋番号 |
---|---|
A41 | 11、22 |
A42 | 33、44 |
A44 | 73、80 |
もし上記の部屋が埋まっていた場合、こちらのポイントを見て、近い条件の部屋を選びましょう。
ツーリストAで最も重視するべきポイントは「角部屋であること」
こちらのツーリストAの配置を御覧ください。

ほとんどの部屋が、2部屋向き合った状態に配置されています。
でも、角部屋の73、80だけは向かいに部屋がありません。このため、個室状態で使えます。
揺れの観点からは下記を考慮する必要があります。
- 低層階
- 船の中央付近
でも、もし4階の角部屋がすべて埋まっていたら、5階の角部屋も検討したほうが良いくらい、角部屋がおすすめです。
ぜひ、角部屋を予約して、プライベート空間を楽しんでください。
予約後に部屋を変更する方法
東京九州フェリーをインターネットで予約した場合は、簡単に予約変更ができます。
スマホ、パソコンどちらからでも簡単にできるので、ぜひやってみてください。
1.マイページにログイン
まずは、東京九州フェリーのホームページからマイページにログインしください。
>>ホームページはこちら
ログインすると下のような画面になります。
「清算・変更・取消・確認」ボタンを押しましょう。

2.メニューから「ルーム・ベッドNo指定」を選択
予約内容が表示されるので、下の方までスクロールします。

メニューの「ルーム・ベッドNo指定」を選択してください。

3.部屋を選ぶ
変更したい予約の「変更する」ボタンを押しましょう。

現在のルームNoと配置が表示されます。

好きな部屋を選んでください。

部屋が決まったら、下の方にある「決定」を押しましょう。

以上で部屋の変更が完了です。
何度でも変更可能なので、気になる部屋が空いていたら変更しましょう。
とはいっても、繁忙期だと他の部屋が空いていないということもあります。
なるべく初めの予約時にお好みの部屋を選ぶのがオススメです。
フェリー旅に持っていくと便利なもの5選
フェリーに泊まる旅は、通常のホテル泊とは違って、持ち物にも注意が必要です。
- ホテルには当たり前に置いてあるアメニティがない
- 船で快適に過ごすために必要なものがある
国内外で何度も船旅をしてきた経験を活かして、絶対に持って行くべきものを5つ紹介します。
スリッパ
船内で快適に過ごすために必須なのが、スリッパ。
船内では、靴を脱ぐ機会が多いです。
- ベッドで休むとき
- トイレに行くとき
- 風呂に入るとき
- シアタールームでくつろぐとき
こんなとき、靴だと面倒。
ぜひスリッパを持って行きましょう。船内はカジュアルな雰囲気なので、スリッパで過ごしても問題ないですよ。
荷物が重くならないように、軽量なトラベル用のスリッパがオススメです。
私のオススメはこちら。
携帯用スリッパは折り畳み式が多いですが、折り畳み式には問題が。
それは、かかと部分をスリッパの内側に入れること。
- スリッパの内側に底の汚れが付く
- 底を触らないといけない
- 曲げるために足底がペラペラ
ということで、衛生面も快適性もイマイチ。
折り畳み式ではなく、コンパクトなスリッパがオススメです。
スウェット上下
特に夏の旅では、クーラーの効いた船内は寒く感じます。
スウェット上下を持って行くと、リラックスした雰囲気で快適に過ごせますよ。
スウェットは特にこれというオススメ品はありません。普段使っているものでも十分だと思います。
購入する場合は、薄手タイプが良いと思います。参考にリンクを貼っておきますね。
薄手タイプなら、荷物にならないし、船内の気温的にもちょうどいいです。
タオル
船内には大浴場がありますが、タオルはありません。
- 風呂に入ったとき
- 顔を洗ったとき
- 歯磨きしたとき
何かとタオルは必要です。船内で有料レンタルもありますが、持って行きましょう。
軽量コンパクトで、乾きやすいマイクロファイバーのスポーツタオルがオススメ。
歯ブラシ
意外と忘れがちなのが歯ブラシ。
普通のホテルならアメニティとしておいてありますが、東京九州フェリーにはありません。
旅行用のものを持って行きましょう。
酔い止め
東京九州フェリーは大きい船なので、揺れにくいですが、それもすべて天候次第。
海況が悪いと揺れることもあります。
お守りとして酔い止めは持って行きましょう。
20年以上ダイビングをやっていて、国内外で多くの船に乗ってきた私の経験上、酔い止めはアネロン一択です。
私がダイビングを始めた20年前から、ダイバーはみんなアネロンを愛用しています。
船酔いでアネロン以上のものはないと思って良いでしょう。
【まとめ】東京九州フェリーの部屋の配置と選び方
東京九州フェリーの部屋の配置と快適な部屋の選び方を紹介しました。
ツーリストSの部屋の配置はこちら。


ツーリストAの部屋の配置はこちら。


部屋選びのポイントは下記のとおりです。
このポイントを押さえれば、揺れが少なく、静かで快適に過ごせます。
予約した後でも変更できるので、条件に合う部屋を選びましょう。
東京九州フェリーは、船内が広く、のんびりとした船旅を楽しめます。
丸一日という長い時間ですが、部屋選びがうまくいけば、長旅もきっと最高の思い出になりますよ。
ぜひ、この記事を参考に快適な船旅を。